2020年、世界は疫病に見舞われ、リモートワークが大衆化されました。代表の藤野が2007年に働きごこち研究所を立ち上げてからずっと語っていた、「人は自分の働く場所や、やり方を自分で選べる世界が来る。それはテクノロジーを使いこなすことと、人間らしくあることの両輪から得られる」という思いは、皮肉にも疫病の結果として「叶う」こととなりました。
あれだけ一生懸命、様々な場所で話をしても、企業におけるDXはほとんど進まなかったのに……という虚しさもどこかにありましたが、世の中そういうものだ、と受け入れました。
働きごこち研究所は、いわゆるこれまでの働き方改革の文脈では一つの役割を終え、次のステージに入っています。
コンセプトは「Translation for Transformation」です。
私たちは、世の中の流れと自社の戦略をわかりやすく身近な例にTranslate(翻訳)して伝えることで、火種を生むビジネスパーソンを育て、企業変革(Transformation)に伴走します。
月に一度、メルマガを通じて自分の考えに共感してくださる方との接点を生んでいきたいと思っています。
企業変革の仕事に取り組む私のWILLは、「自分の子ども世代にバトンを渡していくために、自分の世代ができるBest Effortが大事だ。そのための同志を見つけたい」ということです。研修で語る際にも、常に私は「この10年、一緒に走りたいと思える同志を見つけること」を意識しながら講師として務めていますし、参加者にもそのように伝えています。
おかげさまで、この仕事を通じて親友が何人もできました。企業変革の仕事は自分のライフワークとして、続けていきたいと思っています。
2019年の終わりに、藤野が立ち上げたパラレルワーカーのチーム「株式会社文殊の知恵」には、才能あふれるクリエイターやファシリテーターがいます。文殊の知恵から得られるパワーや可能性も最大限に活かし、これまでの働きごこち研究所にはなかった価値を、みなさまにお届けしたいと思っています。